犬の成長に大切な”社会化”のお話

犬の社会化と犬のしつけ

犬の社会化とは

社会化とは「犬が生涯経験するであろう全ての事に慣らす」事を言います。
例えば
踏切の音・花火の音・男性・女性・子供・老人・帽子を被った人・車・犬・他の動物・診察台etc
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚、思いつく限りの事を体験させて慣らしてあげる必要があります。

なぜ慣らす(社会化の)必要があるの?

◆問題とされる行動が減らせる。
問題行動として代表的に挙げられる「吠え」「噛みつき」などはほとんどが恐怖心からの行動です。人に触られた経験が少ない、他の犬と接する機会があまりなかったなど、経験不足から問題行動が出てくる事がほとんどなのです。

◆自分で考え行動することができるようになる
色々な良い経験をたくさんしてきた犬は、その経験してきたことから様々なことを学び柔軟に考え行動することができるため、もし今まで経験したことがない出来事が起こったとしてもその対処法を自分で考え行動することができます。
自分で考えて行動する癖のついている犬はトレーニングもスムーズにこなしていってくれます。

◆自信がつき余裕のある子に
色々なものに慣れニガテなものが少ない犬は自信に満ち溢れ心にも余裕が出来ます。
余計なストレスを感じることなく生活することができるのです。

社会化をすることのメリット

社会化をした上記のようなワンちゃんは色々な場所に連れていくことができます。
人も犬も環境にも柔軟に適応することができるのでドッグランやドッグカフェはもちろん、一緒に旅行に行ったりお買い物に行ったり、楽しいことを一緒に共有することができます。
楽しいことや嬉しいことを飼い主様やご家族様と共有することはワンちゃんにとっても、とても幸せで何よりもうれしい事です。ワンちゃんも家族ですから一緒に色々な所に連れて行ってあげてください。

子犬の社会化期

子犬の生後3週間~3か月までの時期を社会化期と言います。
この時期は好奇心旺盛で頭がとても柔らかく色々なことをどんどん吸収してくれる、一番犬にとって大事な時期になります。

生後3か月を過ぎたころから警戒心が芽生え始め、4か月を過ぎるころには好奇心より警戒心のほうが強くなっていきます。
警戒心が強くなり自我が芽生え始めてくると物事に慣れるのにも時間がかかってしまいます。
社会化期の間に経験したことが将来のワンちゃんの性格に大きく関係していくので、ワクチンが終わったらなるべく早く外に出してあげ、色々な楽しい良い経験をたくさんさせてあげてください。

社会化期にきちんと社会化をさせることで問題行動を未然に防ぐことができます。
もちろん成犬になってからでも社会化は必要です。子犬の時期よりは物事に慣れるのには時間はかかってしまいますが社会化は一生続けていくものです。

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